RPE(北野幸伯さんのメルマガ)研究室

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【RPE】★天安門事件から29年、中国に自由は来るか?

 

天安門事件から29年経ちました。

しかし、今も昔も、中国は共産党一党独裁国家。

はたして中国に自由は訪れるのでしょうか?

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


6月4日は、中国の天安門事件から29年だそうです。

香港では、こんな感じで「犠牲者追悼集会」が行われました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00010002-afpbbnewsv-int


天安門事件」とは何でしょうか?


第2次大戦終結後、世界は米ソ冷戦の時代になりました。

ところが、1980年代半ば、ゴルバチョフソ連の書記長になると情勢が変わってきた。

ゴルビーは、「ペレストロイカ」をはじめ、ソ連で「民主化」「自由化」が進みそうなムードになってきた。


ソ連と同じく「共産党一党独裁国家」である中国でも、変革の波がやってきました。

自由化推進の中心人物だったのは、胡耀邦共産党中央委員会総書記です。

彼は、中国版「ペレストロイカ」をしようとした。

ところが、実際の最高権力者だったトウ小平は、これに反対でした。

胡は1987年1月、失脚。

そして、1989年4月15日、心筋梗塞で亡くなります。

同年4月17日、北京で学生たちが追悼集会を行います。

それはほどなく「民主化要求デモ」に転化し、全土に拡大していった。

同4月21日、北京デモの参加者は10万人まで膨れ上がりました。

さらに5月になると、50万人まで増えた。

そして6月4日、ついに中国のトップは、「デモを武力で鎮圧せよ!」と命令しました。


これがいわゆる「天安門事件」です。

犠牲者数、中国は319人としている。

誰にも正確な数字はわかりませんが、欧米では「3000人」とも「1万人」ともいわれています。

 

天安門事件ベルリンの壁崩壊

 

さて、天安門事件があった1989年、世界では私の人生にも大きな影響を与えた「歴史的大事件」が起こりました。

ベルリンの壁崩壊」です。(1989年11月9日)

ドイツは第2次大戦後、西ドイツと東ドイツに分断された。

二つの国は、「ベルリンの壁」によって、物理的にも分断されていた。

これが崩壊し、90年10月には、東西ドイツが再統一された。

そして、1991年12月には、共産主義陣営の総本山ソ連が崩壊し、冷戦は終結したのです。


なぜベルリンの壁崩壊が、私の人生に大きな影響を与えたのでしょうか?

私は、このニュースを見て、ソ連留学を考えはじめたからです。


89年、中国で起こった「天安門事件」、ドイツで起きた「ベルリンの壁崩壊」。

「どちらが歴史的大事件か?」と聞かれれば、ほとんどの人が「そりゃああんた、ベルリンの壁崩壊さ!」と答えるでしょう。。


なぜ?

ベルリンの壁崩壊」の後、東欧・ソ連民主化されていった。

しかし、「天安門事件」の後、中国の体制は、まったく変わらなかったからです。

 

▼滅びたソ連、生き残った中国

 

ところで、なぜソ連は崩壊し、中国は生き残ったのでしょうか?

私は、「国家ライフサイクル理論」で解釈しています。


ロシア革命が起こったのは1917年。

ソ連建国は、1922年。


中華人民共和国が誕生したのは1949年。

ロシア革命の32年後です。

ペレストロイカがはじまった時、ソ連はとっくに成熟期でした。

ソ連は、独裁者スターリンの時代(1924〜1953年)に成長期をむかえ、一気にアメリカに次ぐ超大国になっていた。


一方、中国が成長期に入ったのは、鄧小平が開放路線を決意した1978年末。

天安門事件が起こったのは、成長期の前期であり、共産党には勢いがあったのです。

ペレストロイカに誘発され、自由化・民主化運動が起こったものの、それは政権を転覆させるほどにはなりませんでした。


ちなみに、2000年代半ば、日本では「中国崩壊論」が流行りました。

「08年の北京オリンピック、10年の上海万博前後、バブルが崩壊。一気に体制崩壊まで進む」というのです。

しかし、私は05年に出版した「ボロボロになった覇権国家」の中で、「中国は、08〜10年に起こる危機を短期間で乗り切るだろう」と書きました。

その理由は、「中国がまだ成長期だから」でした。

 

▼中国の変革は近い

 

しかし、時代は変わっていきます。

成長期の国は、必ず成熟期に突入する。

では、中国はいつ成熟期に入るのでしょうか?

私が見るに、中国は現在、「成長期後期の最末期」にいます。

これも10年以上前から書いているように、2018年末から2020年頃成熟期に突入すると思います。


習近平は、二つのことを熱心に研究させているといいます。

一つは、ソ連崩壊です。

彼は、「ソ連崩壊は、バカなゴルビー民主化、自由化したのが原因だ」と考えている。

それで習は、逆に独裁を強化している。


もう一つは、「日本のバブル崩壊」です。

なぜ起こったのか?

どうすれば回避できたのか?


研究は、一定の成果をあげるかもしれません。

しかしこれらは、「ダイエットをすれば老化を遅らせることができる」

といった類の話です。

人間に時の流れを止めることができるでしょうか?


盤石に見える習近平体制。

しかし、それほど遠くない未来に、私たちは中国の変革を目撃することになるでしょう。

ーーー

成熟期になると、経済成長がとまります。

すると、「政権の正統性」を確保するために、「愛国心」と「脅威」を利用する可能性が高まる。

つまり、習は「正統性を確保するために危機をつくりだす」かもしれない。


そうなると、日本に危機が訪れます。


日本は、どうすればいいのでしょうか?

どうすれば、中国の動きをとめることができるのでしょうか?

知りたい方は、こちらをご一読ください。

全部わかります。↓

 

 

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