RPE(北野幸伯さんのメルマガ)研究室

RPE備忘録と政治・思想哲学・宗教などの思索

★英ロ対立で、子供を退学させられたロシア女性の話

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


国と国の対立は、たいてい上の人たちの都合で起こります。


たとえば「慰安婦合意見直し要求」で、日韓関係が悪化した。

文さんが、「人気をあげるために慰安婦合意見直しを求めよう
」と考えたのが発端です。


たとえば「尖閣問題」で、日中関係が悪化した。

元をただせば、1970年代に入って中国が、「尖閣は固有の領土
ということにしよう」と決断したのが原因です。

 

上の人たちの都合で起こる(ことが多い)国家間の対立。

いつも被害を受けるのは、「普通の人」。

今回はそんな話です。

 

▼イギリスに渡ったマリアさん

 

私と同じマンションの建物に、オリガさんというおばさんが住
んでいます。

彼女の娘は、マリアさん

マリアさんは17年前、イギリス留学中にある男性を好きになり
、結婚。

そのままイギリスに残ることにしました。

 

ダンナさんは、イギリス人の先生です。

15年前に男の子(ルーク君)が、その後女の子(アナスタシア
ちゃん)が生まれました。

ダンナさんは特にリッチではなく、マリアさんは「働いて彼を
助けよう」と思いました。

はじめは、「ロシア語を教えよう」と考えた。

ところが、ロシア語のニーズがあまりにもないので、仕方なく

スペイン語教師」になりました。

マリアさんは、スペイン語がペラペラなのですね。

マリアさんとダンナさん、そして二人の子供は、ささやかなが
らも、幸せな家庭を築いていました。

マリアさんは、私立学校でスペイン語を教え、信用を得ていた。

ところが、大問題が起こったのです。

 

▼ダブルスパイ殺害事件で、退学になった息子

 

3月4日、イギリスのソールズベリーで元ロシア諜報員スクリパ
リさん、娘ユリアさんの暗殺未遂事件が起こった。

メイ首相は、即座に「これはロシアの仕業だ!」と宣言しまし
た。(ロシアは否定)。

イギリスは、EU、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ウクラ
イナなどを「反ロ」で結束させることに成功。

25か国が、ロシア外交官を追放します。

ロシアはこれに反発し、23か国の外交官を追放した。


この事件が起こってから、ちょうど一か月。

たった一か月で、

マリアさん一家の生活は劇的に変わってしまいました。


15歳の長男ルーク君は、私立の学校に通っていた。

そこで、彼のお母さんがロシア人だということで、いじめが起
こった。

耐えかねたルーク君は反撃し、ケンカになってしまいました。

そして、ルーク君は、退学処分になったのです。

一方、いじめをしたイギリス人の子供達は、お咎めなしでした。


マリアさんは、「彼がロシア人とのハーフだから退学処分にな
ったのだろう」と考えています。

そしてルーク君は、公立学校に転校しました。

公立学校は、私立学校よりさらにひどく、いじめは過酷さを増
しているそうです。

そして、マリアさん自身も、「学校を首になるかもしれない」
と恐れています。


イギリス社会の反応も理解できます。

なんといっても、「ロシアは、わが国を化学兵器で攻撃した!
」と信じているのですから。

しかし、一般人に逆襲するのは理不尽ですね。

 

▼なぜ平和を保つことが重要なのか?

 

日中関係で考えてみましょう。

皆さんご存知のように、中国は、

「日本には、尖閣だけでなく【 沖縄 】の領有権もない!」

と宣言しています。

(●絶対証拠はこちら↓
https://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/  )


日本が「尖閣と沖縄を死守しなければならない」のは当然です。

尖閣強奪を許せば、次は確実に沖縄がターゲットになる。


その一方で、中国脅威論を宣伝しまくり、ガンガン強気でいけ
ばいいとは限りません。

日中関係が悪化すれば、被害を受ける日本国民がたくさんいる
からです。


・中国に住んでいる日本人がいじめられる

・中国でビジネスをしている日本企業がダメージを受ける

・中国に輸出している企業がダメージを受ける


これ、「サラッと」書いていますが、「子供がいじめられる」

「儲けが激減する」人や企業にとっては、とても深刻な問題で
す。

だから私たちは、


尖閣、沖縄を守りながら

・中国と仲良くする


必要がある。

そんなことができるのでしょうか?

できます。

それを実現するのが、リアリズムの真髄。

話せば長くなるので、ここでは詳述しません。

興味がある方は、こちらをご一読ください。

全部わかります。↓

●PS(★キンドル版もあり)

北野の新刊でました。


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これを読むと、中国驚愕の対日戦略のすべてと、それを無力化
する方法が全部わかります。

今、世界と日本で起こっていることの裏を知りたい方は、是非
こちらをご一読ください。

 

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

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